ちちんぷいぷい木曜日の好きなコーナー「昔の人は偉かった」の近畿『湯治場巡り』。第15章となる今回は『和歌山編』。温泉処である和歌山を代表する温泉の一つ「日本三美人の湯」で有名な『湯龍神温泉』を目指す旅。350~400kmという長い長居道のりを、恐らく来年の夏くらいまでかけて歩くという過酷な旅です。今回は第27回(27日目)。ついに最終回!
前回のゴール、田辺市龍神村「薬師堂」から、約16km先の次の目的地である田辺市龍神村「龍神温泉」を目指す2人。AM8:00スタート。
ゴールの龍神温泉で感動の出会い
スタートから約2.5km、木製のつり橋を発見。
通行定員が1名という木製のつり橋をくっすんが一人で渡りリポート。横揺れが凄くて渡るのも一苦労。
龍神村は川を挟んで集落が点在しているため、交通には橋が必要。昭和25年~30年に多くの橋が建てられ、現在38本の橋が利用されているそうです。
東光寺
室町時代の創建。薬師如来を祀る。
●耳石(みみいし)
穴が開き、耳のように見える石。
耳石を奉納すると耳の病気が治ると言われている。
ちょっと早いですが、今日はここで昼食タイム。今回のランチはこちら。
つり吉
平成9年開業。「おとり鮎」の販売兼飲食店。
「おとり鮎」はアユ釣りの方法「友釣り」で使用。おとり鮎を野鮎の縄張りに侵入させ、攻撃してきたところを針に引っ掛けて釣り上げる。
お店の前を流れる日高川はアユ釣りの人気スポット。
鮎友釣り:5/1~12月末
※要入漁券
店主が釣った鮎・アマゴを使った料理が食べられるお店。
●つり吉定食 2000円(税込)
アマゴの塩焼きorアマゴの唐揚げ
スタートから約12km、13:45「龍橋」に到着。
龍橋を渡った先は「龍集落」と呼ばれ、現在8世帯15人が住んでいる。
日高川の蛇行した形が龍に見えることから名付けられたそうです。
(出典:http://www.ryujin-kanko.jp)
子安地蔵堂
元禄15年(1702年)建立。
現在屋根を守るためにトタンを貼っているが、中は茅葺のまま。
内部が吹き抜けになっていて、構造が一目で見える。
龍集落のイベント会場や憩いの場として使われている。
●子安地蔵
江戸時代、疫病で多くの子供が亡くなったため、また子宝に恵まれるようにと祀られた。
安産祈願の際には「よだれかけ」を奉納する慣習がある。
(出典:http://www.ryujin-kanko.jp)
15:40、ついに龍神温泉に到着!
龍神温泉
日本三美人の湯のひとつといわれる、約1300年の歴史を持つ名湯
現在7軒の入浴施設が立ち並ぶ。
●竜神温泉(和歌山県)
●川中温泉(群馬県)
●湯の川温泉(島根県)
龍神温泉は奈良時代に役行者(えんのぎょうしゃ)が発見したとされ、平安時代に弘法大師が夢に現れた龍神のお告げにより龍神温泉と名付け全国に広めたと伝わる。
龍神温泉 上御殿
明暦3年(1657年)初代紀州藩主・徳川頼宜から屋号をいただいた宿。紀州の殿様の別荘として利用されていたそうです。
●徳川頼宜
紀州徳川家初代藩主。龍神温泉を気に入り別荘とした。
「上御殿」はお殿様、「下御殿」は家来が宿泊するための宿として建造された。
[客室]
●御成りの間
明治時代 火事により建物が焼失。再建後、徳川頼宜が宿泊した部屋を再現した。
(出典:じゃらん)
※2人から宿泊可
▽露天風呂
(出典:じゃらん)
効能:神経痛・関節痛・冷え性など
※宿泊客のみ入浴可
下御殿も宿泊できます。下御殿の露天風呂は男女混浴!
2017年10月5日、和歌山市「花山温泉」からスタートし、27日目・約427kmの旅も終了。
次回からは新章「日本 修行場めぐり」が始動!
滝行・座禅・水行・写経・写仏・断食・護摩行・火渡り・精進料理・山岳修行、など一般人でも体験できる修行場をめぐり修行体験するそうです。大変そう(^^;
湯治場巡りは、寒くなったらまた復活するそうなので楽しみに待ちたいと思います(^^♪
放送局:MBS
放送時間:月~金 13:55~
木曜コーナー:「昔の人は偉かった」近畿湯治場巡り・和歌山編~美人の湯『竜神温泉を目指せ』
出演者:「くっすん」こと楠雄二朗、河田アナ