日本最古!七色に変化する温泉「湯の峯温泉・つぼ湯」~ちちんぷいぷい“湯治場巡り”和歌山編

記事内に広告が含まれています。

ちちんぷいぷい木曜日の好きなコーナー「昔の人は偉かった」の近畿『湯治場巡り』。第15章となる今回は『和歌山編』。温泉処である和歌山を代表する温泉の一つ「日本三美人の湯」で有名な『湯龍神温泉』を目指す旅。350~400kmという長い長居道のりを、恐らく来年の夏くらいまでかけて歩くという過酷な旅です。今回は第22回(22日目)。

スポンサーリンク

日本最古 七色に変化する温泉&山奥のたこ焼き屋台?



前回のゴール、田辺市市「川湯温泉」から、約17km先の次の目的地である田辺市「四村神社(よむらじんじゃ)」を目指す2人。AM8:00スタート。

十二薬師

江戸時代以前に創建された川湯温泉の守護神「薬師瑠璃光如来」を祀る。
江戸時代、川の対岸にあった本尊をこちら側が栄えてきたので現在の場所に移した。

川湯十二薬師祭
毎年1月12日に行われるお祭りで、「揚げ物」というものを奉納する。
「揚げ物」とはお供え物のことで、紙と竹で作った張子(はりこ)の人形。
しめ縄に「揚げ物」を吊るし、薬師瑠璃光如来に奉納する。

川湯十二薬師祭
(出典:http://www.hongu.jp

昔は本物のお供え物を吊るしていたが、昭和30年代に人形を吊るし始めたそうです。
「揚げ物」は主に旅館や民宿の方がお客さんがたくさん来るように願って作っているそうです。

そういえば、前にゴールデンウイークに訪れた時は、鯉のぼりが吊るされていました♪

川湯温泉 鯉のぼり

十二薬師
住所:和歌山県田辺市本宮町川湯
TEL:0735-42-0735
HP ≫≫ じゃらんnet

創建から2050年「熊野本宮大社」

全国に3000社以上ある「熊野神社」の総本宮にあたる熊野三山の一つ。今年、創建から2050年を迎える。
平安時代以降、多くの上皇や法皇が訪れ、その数は100回以上と言われる。

熊野本宮大社

158段の石段を上ると本殿が現れます。

熊野本宮大社 拝殿 本殿
(出典:http://www.hongutaisha.jp

元々は熊野川・音無川・岩田川の合流点にある「大斎原(おおゆのはら)」と呼ばれる中洲にあったが、明治22年(1889年)の洪水で被害にあい、明治24年(1891年)に被害を免れた上四社3棟を現在の場所に移築・遷座したそうです。

↓大斎原の大鳥居
大斎原(おおゆのはら) 大鳥居

こちらがご朱印。
熊野本宮大社 ご朱印

●参拝時間:6:00~19:00

湯登神事(ゆのぼりしんじ)
毎年4月13日に行われる、例大祭における始まりの神事。熊野本宮大社に祀られる12柱の神を稚児の頭に宿すために行われる。
神事の関係者約50人が集まり、湯の峯温泉に浸かり身を清める。
湯の峯温泉の湯を使った温泉粥を食べ、霊力を体に取り込む。
稚児の足が地に着いて穢れることがないように、お父さんが稚児を肩車して移動する。
湯の峯温泉から熊野古道・大日越の山道(片道3~4km)を通り、熊野本宮大社まで歩く。

子供の健やかな成長も祈念するそうですが、子供を肩車して山道を3~4kmってかなり体力が要りますね(^^;

湯登神事は毎年1回のみだが、今年は創建2050年を記念して2回(4/13・10/13)行われるそうです。

熊野本宮大社
住所:和歌山県田辺市本宮町本宮
TEL:0735-42-0009
HP ≫≫ こちら

七色に変化する世界遺産の温泉

現在14軒の宿泊施設が立ち並ぶ「湯の峯温泉」。全国から湯治客が訪れる。
熊野の豪族・大阿刀足尼(おおあとのすくね)によって発見されたと伝わる。

開湯は約1800年前で日本最古の温泉のひとつといわれる。

湯の峰温泉街のほぼ中央に位置する公衆浴場とつぼ湯。
つぼ湯は熊野詣の「湯垢離場(ゆごりば)」として世界遺産に登録され、非常に珍しい入浴できる世界遺産の温泉として有名です。
(2004年 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部に登録)

つぼ湯は男女混浴で、30分交代制。一日の間に何度も色が変わるので「七色の湯」とも呼ばれている神秘的で不思議な温泉。


(出典:じゃらん

【湯の峰温泉・つぼ湯DATA】
●入浴料:大人 770円、12歳未満 460円
※30分交代制(予約制)。男女混浴風呂。
●営業時間:6:00~21:30
●定休日:なし
●泉質:含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉
●効能:リウマチ性疾患、神経痛、皮膚病、糖尿病など

ちなみに、河田アナとくっすんは前にも一度「湯の峯温泉」に訪れており、つぼ湯にも入っています。(2010年12月9日放送)

湯の峰温泉公衆浴場・つぼ湯
住所:和歌山県田辺市本宮町湯の峰110
TEL:0735-42-0074
HP ≫≫ こちら
▽湯の峰温泉のお宿はこちらから
≫≫ 楽天トラベルで探す
≫≫ じゃらんnetで探す

東光寺

湯の峯温泉の公衆温泉の横にあるお寺。


(出典:じゃらんnet

4世紀に裸形上人によって建立された。湯の峰温泉が最初に噴出した場所に建てられている。
温泉の「湯の花」が固まってできた大変珍しい薬師如来像がご本尊で、胸に空いた穴から薬湯が出ていたという言い伝えから『湯胸薬師』と呼ばれる。

湯胸薬師にちなんだ地名「湯胸」が転じて「湯峯」という地名になったといわれている。

東光寺
住所:和歌山県田辺市新庄町跡ノ浦2609
TEL:0739-22-2902
HP ≫≫ じゃらんnet

ここで昼食タイム(14:05)。今回のランチはこちら。

湯胸茶屋

東光寺のご住職が営んでいる東光寺の奥にある茶屋。


(出典:食べログ

▽河田アナ
●山かけそば 800円(税込)
●中華ちまき 400円(税込)

▽くっすん
●ざるうどん 600円(税込)

湯胸茶屋
住所:和歌山県田辺市本宮町湯峰113 東光寺
TEL:0735-42-0256
営業時間:7:00~18:00
定休日:不定休
≫≫ Yahoo!ロコ

たこ正

山の道路を歩いていると突然現れた、開業13年目のたこ焼屋さん。
不法投棄が多かった場所で、不法投棄を防ぐため監視も兼ねてたこ焼き店を開業したんだとか。

●たこ焼き 9個350円(税込)

たこ正
住所:和歌山県田辺市本宮町小々森
TEL:不明

スタートから9時間、目的地「四村神社」へ。
ただ、最後の最後に難所が…

四村神社

参詣道の石段が300段ほど。20分かけてゴール。(17:10)

明治42年「鏡神社」から「四村神社」に社名を改めた。いつ建てられたとか詳しいことは不明。

昔、皆地村と呼ばれていた場所で、滝に光る物体が発見された。
その光る物体は7日間光り続け、気になった村人が滝に見に行くとそれはなんと「鏡」だった。
鏡を神様と信じた村人たちは山に鏡を祀り「鏡神社」を創建したといわれている。
鏡神社が建てられた山を「鏡山」と呼んだ。

四村神社(よむらじんじゃ)
住所:和歌山県田辺市本宮町皆地
TEL:不明

▽次回の目的地はこちら

奥熊野温泉 女神の湯

キャンプ場「アイリスパーク」にある珍しい温泉。とろみがあるお湯が特徴。

●日帰り入浴:10:00~20:00

奥熊野温泉 女神の湯

奥熊野温泉 女神の湯
(出典:http://irispark.jp

アイリスパークには「オートキャンプ」やバンガローなどがあり、宿泊もできます。

●オートキャンプサイト:40サイト
●バンガロー:14棟
●別棟:4部屋
▼宿泊予約はこちら
≫≫ 楽天トラベルで予約する
≫≫ じゃらんnetで予約する
奥熊野温泉 女神の湯
住所:和歌山県田辺市中辺路町近露128-1
TEL:0739−65−0410
HP ≫≫ こちら

ちちんぷいぷい

放送局:MBS
放送時間:月~金 13:55~

木曜コーナー:「昔の人は偉かった」近畿 湯治場巡り・和歌山編~美人の湯『竜神温泉を目指せ』
出演者:「くっすん」こと楠雄二朗、河田アナ

「ちちんぷいぷい」その他の記事はこちら

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました