ちちんぷいぷい木曜日の好きなコーナー「昔の人は偉かった」の近畿『湯治場巡り』。第15章となる今回は『和歌山編』。温泉処である和歌山を代表する温泉の一つ「日本三美人の湯」で有名な『湯龍神温泉』を目指す旅。350~400kmという長い長居道のりを、恐らく来年の夏くらいまでかけて歩くという過酷な旅です。今回は第17回(17日目)。
湯治場巡り日本で一番短い川?&大迫力クジラショー!
前回のゴール、那智勝浦町「鹽竃神社(しおがまじんじゃ)」から、約14km先の次の目的地である那智勝浦町町「湯川温泉 四季の郷温泉」を目指す2人。AM8:30スタート。
9:10、最初の目的地「ぶつぶつ川」到着。
日本一短い川“ぶつぶつ川”
全長がたったの13.5m。2008年に二級河川に登録。
粉白(このしろ)川の支流で、石組みの下から湧き出ている湧水が起点。
地下から水が湧き出てくる際に「ぶつぶつ」と泡が出るので「ぶつぶつ川」と命名されたそうです。
(出典:http://www.pref.wakayama.lg.jp)
昔はもう少し川幅があったそうで、地元では「池」と言っていたそうです。現在はかなり川幅が狭くなっています。
しっかり水質調査をしているそうで、現在でも、野菜を洗ったり、飲み水やコーヒーに利用したり、生活用水として活用しているとのこと。
平成23年、紀伊半島大水害の際にも生活用水として重宝されたのだそうです。
ちなみに、日本で一番長い二級河川も同じく和歌山を流れる日高川で全長114,745mもあるそうです。
10:40、クジラで有名な街「太地町」入り。
スタートからや約6.5km、くっすんの嗅覚で「亀八屋」を取材することに。
絶品銘菓!てつめん餅
太地名物「てつめん餅」。
江戸末期から続く老舗。現在4代目。
(出典:食べログ)
●てつめん餅 1個110円
熊野詣に御出でた道に迷った僧侶を助け、お礼にお餅の製法を教わった。その僧侶の名前が“てつめん”だったと言い伝えられている、
モチモチしてとても柔らかいお餅。
消費期限はたったの1日で、防腐剤など余計なものは一切入っていない。
(出典:食べログ)
わざわざ大阪や神戸から買いに来る人もいるとのこと。
製法の肝心な所は4代目のお母さんだけしか知らない、一子相伝のお餅です。
スタートから7.5km。
太地町の漁港の隣にある飛鳥神社へ。
飛鳥神社
1624年、新宮市の阿須賀神社から分霊。海上安全を願う神社として祀られた。
地元の漁師から信仰を集める神社。
ハートのマークが付いている珍しい懸魚があり、縁結びスポットとしても知られている。
懸魚(げぎょ):魚の形をした装飾板。火よけの願いが込められている
ここで昼食タイム。今回のランチはこちら。
いさなの宿 白鯨
全室オーシャンビューの御宿。
お風呂は温泉「太地温泉」。(泉質:ナトリウム・マグネシウム―塩化物泉)
熊野灘を眺めながら温泉に入ることができるそうです。
せっかく太地町に来たので「鯨料理」をいただくことに。
●鯨スタミナ丼 ミニうどん付き 1200円
(出典:じゃらんnet)
13:30、スタートから約9.5km。「くじらの博物館」に到着。
大迫力クジラショー!くじらの博物館
1969(昭和44年)にオープン。
くじらに関する展示物やクジラと実際に触れ合うこともできる施設。
●入場料:一般 1500円、小中学生 800円、保護者同伴幼児 無料
●博物館本館:
1階の大ホールの吹き抜け部分に、セミクジラ(約15m)やシャチなどの実物全身骨格標本を吊り下げ展示している。
3階には太地町の人々がどのようにクジラ関わってきたのか、その歴史に関する様々な資料が展示されている。
古式捕鯨とは網に追い込み銛で仕留める捕鯨方法で、江戸時代中頃に最も栄えた。
1675年「網取り法」が考案され、太地町の捕鯨が飛躍的に発展したんだそうで、そんな太地町の捕鯨を担ったのが「熊野水軍の末裔たち」とも言われている。
太地町の名前:
鯨に関わる仕事に由来した名前が多い。
勢子舟に乗る銛打ちの家系の方は「脊古さん」、クジラの筋を加工する筋師の家系の方は「筋師さん」、鯨油を採る仕事の家系の方は「由谷さん」、など
●カヤックアドベンチャー:
カヤックに乗ってクジラたちに餌やりができる体験。
料金:1人1000円(約10分)
体長4m程のオキゴンドウに餌やり。イルカやクジラが大好きな河田アナが大はしゃぎ♪
●クラジショー:
毎日開催(10:15、12:15、14:15、16:00)
料金:無料
(出典:http://www.kujirakan.jp)
その他、「ふれあいスイム」「ビーチでふれあい」「餌あげ体験」「トレーナー体験」など様々なふれあい体験が楽しめます!
▽ネット予約できます。
予約はこちら 【くじら・イルカに餌あげ体験】入館料込
※それぞれの体験は9時から15時30分までの間随時体験できます♪
【追記(2018.07.16)】
クジラと一緒に泳ぐ海水浴場がオープン!
くじらの博物館から一日2回クジラを放流するそうです。
(出典:じゃらん)
16:20、本日の目的地「湯川温泉 四季の郷温泉」に到着!
湯川温泉 四季の郷温泉
湯川温泉は、1500年前に伊勢から来た老人が榊の葉で地面を掃いて温泉を湧かしたと伝わっているそうで、湯治場というより熊野詣の際に身を清める場所「湯垢離場(ゆごりば)」として栄えた名湯。
最盛期の昭和50年代には約10軒もの温浴施設があったが、現在は6軒。
PH値が9.8、アルカリ性単純温泉を加温せずにそのまま掛け流し。日帰り入浴専用の温泉施設(平成16年オープン)。
温泉水の販売もしています。(1リットル10円)
(出典:http://www.wakayama-onsen.jp)
入浴料:大人500円、子供(3歳以上)300円
営業時間:9:00~17:00
源泉名:四季の郷温泉
泉質:アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・温泉)
効能:筋肉痛・関節痛・冷え性など
次回は勝浦温泉を目指すとのこと。
放送局:MBS
放送時間:月~金 13:55~
木曜コーナー:「昔の人は偉かった」近畿 湯治場巡り・和歌山編~美人の湯『竜神温泉を目指せ』
出演者:「くっすん」こと楠雄二朗、河田アナ