ちちんぷいぷい木曜日の好きなコーナー「昔の人は偉かった」の近畿『湯治場巡り』。第15章となる今回は『和歌山編』。温泉処である和歌山を代表する温泉の一つ「日本三美人の湯」で有名な『湯龍神温泉』を目指す旅。350~400kmという長い長居道のりを、恐らく来年の夏くらいまでかけて歩くという過酷な旅です。今回は第14回(14日目)。
前回のゴール、すさみ町「観喜寺(かんきじ)」から、約13km先の次の目的地である牟婁郡古座川町「美女湯温泉(みめゆ)」を目指す2人。AM8:30スタート。
スタートから3.4km、すさみ町佐本地区へ。
すさみ町役場「佐本出張所」で少し話を聞くことに。
●すさみ町佐本地区:
古座街道の中央に位置し、明治・大正時代に栄えた。大正9年頃は1450人が生活し、映画館などの商業施設が立ち並び賑わっていた。(現在は200人)
●古座街道:
全長約80km。江戸~明治時代に生活道・参拝道として栄えた。
1754年(宝暦4年)金毘羅神社として創建された。
本殿の前には貴重な指定文化財の「太鼓橋」が。
●太鼓橋:
1881年(明治14年)完成。すさみ町指定文化財。佐本地区の石工たちによって造られた。支柱が無く、石だけで組まれている。
すさみには優秀な石工が多く、各地で石垣や石門を築いたと言われているんだとか。
●大井の溝:
江戸時代初期、佐本開拓の祖・三本清左衛門重直が佐本川上流の大谷村から2kmにわたる水路を完成さえた。水路のおかげで農業ができるようになり街が栄えるきっかけとなった。
中山神社のすぐ近くの廃校となった「旧佐本小学校」では毎年夏に「佐本川柱松」と呼ばれる伝統行事が行われている。
●佐本川柱松:
松明(たいまつ)を柱の先端にある「巣」に投げ入れる行事。江戸時代に疫病による死者の供養と無病息災を祈願し始まったと伝わる。松明を「巣」に投げ入れたら終了。巣が燃えないと柱を倒すことができない。昭和の最初頃までは27mもの高さの柱で行っており、巣に投げ入れるのに2日もかかったとのこと。巣に投げ入れた人は村で英雄となり、お酒などが貰えたんだとか。現在は8mの柱を使用している。
スタートから4km。「ocoゲストハウス」を発見。
空き家をリフォームして2年前にオープンした宿泊施設。
昔ながらの日本家屋でくつろぐことができ、宿泊客の8割が外国人観光客とのこと。
山道でお昼を食べるお店もないので、ゲストハウスをお借りして買ってきたご飯をたべることに。
・井出商店カップラーメン:583円
・紀の川めはり寿司:400円
和歌山ラーメン 名店井出商店 カップ麺 1食入 |
和歌山でもっとも有名なラーメン屋さんのカップラーメンですね(^^; 和歌山にいた頃はよく食べました♪ カップラーメンはネットでも買えるみたいです。
食事中、スタッフの方から当初の予定ないスポットへ寄り道できないか提案あり。近々赤ちゃんが生まれるそうで、安産祈願でお参りしたいとのこと。距離が片道1km(30分)延びるが行ってみることに。
●ねんねこさん:
子どもの健康と成長を祈願する神社。
●安産地蔵:
制作年不明。赤ちゃんを抱く珍しいお姿をしているお地蔵様。
安産祈願を終え、再びゴールを目指す2人。
途中から険しい山道。
ガイドさんに案内され、悪戦苦闘しながらどんどん険しくなる山道を歩きました。
山道の途中で見つけたもの↓
●ゴーラ:
ミツバチに巣を作らせ蜜をとる箱。1つのゴーラで一升瓶2~3本分の蜜がとれる。蜂蜜一升瓶1本で18000円~20000円くらいになるそうです。
●役行者の像(えんのぎょうじゃ):
飛鳥時代。役行者とは修験道の開祖で、鬼を従わせるほどの法力を持っていたとされる。
役行者の像があるということは、この辺はかつて修験道の修行場だったと思われる。
寄り道したので、距離が延び、合計15kmの道のりとなりましたが、18:00に見事ゴール!
1978年(昭和53年)道路工事中に発見。“美肌の湯”として地元の人に愛されている温泉。
古座川上流にあり「美肌の湯」と言われる日帰り温泉。美肌成分が含まれたお湯はヌルッとした肌触りがするそうです。
(出典:@nifty温泉)
利用時間:[6~9月]15:00~21:00 [10~5月]14:00~20:00
利用料金:大人300円、小人(小学生まで)100円
泉質:アルカリ性単純温泉
放送局:MBS
放送時間:月~金 13:55~
木曜コーナー:「昔の人は偉かった」近畿 湯治場巡り・和歌山編~美人の湯『竜神温泉を目指せ』
出演者:「くっすん」こと楠雄二朗、河田アナ