ちちんぷいぷい木曜日の好きなコーナー「昔の人は偉かった」の近畿『湯治場巡り』。第15章となる今回は『和歌山編』。温泉処である和歌山を代表する温泉の一つ「日本三美人の湯」で有名な『湯龍神温泉』を目指す旅。350~400kmという長い長居道のりを、恐らく来年の夏くらいまでかけて歩くという過酷な旅です。今回は第7回(7日目)。
絶景風呂から太平洋に沈む夕日一望&南高梅誕生に意外なルーツ?
前回(第6回「東京に五輪呼んだ男&地元新聞から逆取材?」)はあまり内容がなかったのでブログ更新はお休みしましたが、↓で簡単にご紹介。
≫≫ 第6回「東京に五輪呼んだ男&地元新聞から逆取材?」
前回のゴール、和歌山県日高郡印南町「かえる橋」から、次の温泉「みなべ温泉」を目指す2人。およそ18kmの旅。AM6:40スタート。
東光寺
鎌倉時代創建。
小栗判官照手姫伝説が残るお寺。
常陸国(茨城県)小栗満重というお殿様がモデル。
(出典:https://www.to-ko-ji.or.jp)
▽小栗判官照手姫伝説
小栗判官は知人の横山大膳を頼りに神奈川県へ逃れたが、騙され、毒殺された。
閻魔大王の情けで生き返るが、体は半分以上腐っていた。
照手姫は小栗判官を元の姿に戻すため、相模国(神奈川県)から熊野三山へ向かった。
人々に助けてもらいながら熊野三山を目指し、道中休憩のため東光寺に立ち寄った。
薬師如来のお告げで湯の峰温泉(田辺市)で湯治を行った。
熊野はもともと“蘇りの地”。
熊野が“神聖な場所”であるという表現のひとつとして言い伝えられた。
絹さや
和歌山県は生産量が日本一。
採るのはほとんど女性。
榎峠(標高145m、約2キロ)を越えて「みなべ町」へ。
みなべ町は梅野産地として有名。(全国の約25%がみなべ町)
1620年紀州田辺領主・安藤直次が山の斜面や痩せ地での梅栽培を奨励したことが始まりだそうです。
熊野古道を歩くこと12km。浜辺へ。
千里の浜
熊野古道で唯一、浜辺を歩ける浜。全長1.3km。
(出典:http://www.aikis.or.jp/~minabe/midokoro/kashima/)
熊野古道を少し外れてランチへ。
和風レストランくーる
ウツボ料理が食べられるレストラン。
(出典:食べログ)
●日替りおまかせ定食 1600円
うつぼの唐揚げ、うつぼの小鍋
世界にひとつだけの梅干し!?
平成5年オープン、工場見学もできる梅商品の直売所。
観光客に人気なのが体験教室(有料)。
・梅酒作り
・梅ジュース作り
※事前に予約が必要
今回体験するのは「マイ梅干し作り」。
世界に一つだけの自分好みの味が作れます。
所要時間:約30分
密閉して2週間寝かせると完成です!
(出典:asoview!)
昭和25年 町内にある114品種から最も優秀な梅「高田梅」を選定。
沖に見える「鹿島」が3つの鍋に見えることから「三鍋」(みなべ)という地名になったそうです。
(出典:http://www.aikis.or.jp/~minabe/midokoro/kashima/)
江戸時代の特大花火筒!?
1707年宝永地震(マグニチュード8.6と推定される)の際、鹿島から火の玉が現れ、津波からみなべの町を救ったと言われている逸話あり。その「鹿島」をご神体とする鹿島神社。
もともとは島にあった神社が、明治42年に鹿島から対岸にある現在の地に移った。
【鹿島神社奉納花火祭】
鹿島への報恩感謝をこめ、毎年8月に開催。
江戸時代に使ったであろう手筒花火が鹿島神社には今も残っている。(打ち上げ花火の筒)
太平洋に沈む夕日一望できるみなべ温泉『料理宿 朝日楼』
明治6年創業の老舗料理店の味が楽しめる宿。
料亭として営業していましたが、平成7年宿泊施設を加えリニューアル。
今のオススメは「伊勢海老食べつくし宿泊プラン」:ひとり15,800円~
↓は2016年5月にリニューアルした和洋室。
(出典:楽天トラベル)
紀州三良泉の一つとして名高い「みなべ温泉」はお肌をスベスベにする「美人の湯」。
源泉名:梅ヶ丘温泉
泉質:ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉
(出典:楽天トラベル)
住所:和歌山県日高郡みなべ町埴田1589-2 ≫ MAP
TEL:0739-72-5000
総客数:25室
▽宿泊予約はこちら
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≫≫ じゃらんnetで予約する(〇)
▼みなべ温泉「料理宿 朝日楼」の参考記事はこちら
前々回のゴール、「宝の湯」(御坊市)からスタート。
まずは御坊市の「寺内町」へ。
江戸時代以降、日高別院を中心に栄えた町。東西約400m、南北約400m。
御坊とは「寺院またはその僧坊」。
次に訪れたのは御坊ゆかりの国際人“東京にオリンピックを呼んだ男”「和田勇(フレッド・イサム・ワダ)」の資料館へ。
御坊寺内町会館内(入場無料)
【和田勇】1907年(明治40年)アメリカ生まれ。
御坊市名誉市民第1号。「“東京にオリンピックを呼んだ男」。
その後、再び熊野古道「紀伊路」(京都から紀伊田辺を結ぶ)へ。
途中で「はし長」でランチ。
次に訪れたのは御坊市名田町。
名田町には花を栽培する農家がなんと約120軒もあるそうです。スターチス(主に仏花とし使用)が特に盛んで、国内生産の90%を占めるそうです。
その後、御坊市から印南町へ。この日の目的地「かえる橋」へ。
次回、やっと目的地「みなべ温泉」に到着しそうです。みなべ温泉はたくさんあるのですが、写真から調べてみるとどうやら『料理宿 朝日楼』に行くようです。
~第6回「東京に五輪呼んだ男&地元新聞から逆取材?」はここまで~
放送局:MBS
放送時間:月~金 13:55~
木曜コーナー:「昔の人は偉かった」近畿 湯治場巡り・和歌山編~美人の湯『竜神温泉を目指せ』
出演者:「くっすん」こと楠雄二朗、河田アナ