ちちんぷいぷい木曜日の好きなコーナー「昔の人は偉かった」の近畿『湯治場巡り』。最終目的地「有馬温泉」に到着し、兵庫編が終了しましたが、2017年10月5日から新シリーズ「和歌山編」がスタート!美人の湯『竜神温泉』を目指すそうです♪ さて何日かかることやら?その足取りを追ってみたいと思います(^^)/
湯治場巡り「和歌山編」
記念すべき第一回目の温泉は地元和歌山で知る人ぞ知る人気の温泉『花山温泉』。全国でも屈指の炭酸泉、高濃度温泉です。
初回は「花山温泉」から海南市の「きのくに温泉」を目指します!
スタートは午前7時、和歌山市「花山温泉」から。
花山温泉 薬師の湯
和歌山の中では一番北に位置する湯治場。
花山温泉の起源は古く803年。花山温泉の守護神として薬師如来が祀られ古来より湯治場として栄えたそうです。また、歴代天皇が熊野詣の際に立ち寄ったと伝えられています。
鉄分が含まれているので空気に触れると茶褐色に変色します。
炭酸濃度が濃く、自噴する温泉。源泉から湧出した炭酸泉を直接湯船に注いでいるので新鮮抜群の温泉が楽しめます。
入ってみればすぐわかりますが、非常に温泉濃度が濃いです。そのため温泉成分が結晶化し、すぐに湯船にこびりついて堆積してしまうそうです。
(出典:楽天トラベル)
泉質は「含二酸化炭素・鉄・カルシウム・マグネシウム・塩化物・炭酸水素塩泉」。
▽花山温泉体験記はこちら
日帰り温泉ももちろんいいですが、宿泊もできます。和歌山市内にも近いので出張の宿としも利用できますよ♪
食事も美味しいそうです。ランチと日帰り入浴なんてのもいいかもしれませんね(^^♪
▼温泉と食事のお得なセットがあります!
住所:和歌山市鳴神574 ≫ MAP
TEL:073-471-3277
【日帰り温泉】
営業時間:8:00~23:00(最終受付22:30)
定休日:木曜日
入浴料金:
[8:00~17:00]大人1100円、小人550円
[17:00~23:00]大人850円、小人420円
花山温泉を出て、花山温泉の裏手の「鳴神貝塚」へ。1895年(明治28年)に近畿地方で初めて発見された貝塚だそうです。くっすんが縄文時代の貝を複数発見!たくさんあるみたいですね。
「鳴神貝塚」から和歌山市の中心部へ。
JR和歌山駅を抜け、徳川御三家の一つ和歌山城へ。
和歌山城は1585年、戦国時代に豊臣秀長が築城。江戸時代には紀州徳川家が治めたことで有名です。暴れん坊将軍こと8代将軍「徳川吉宗」を輩出したことで特に有名です。
天守閣は第二次世界大戦の和歌山大空襲で消失しましたが、昭和33年に再建。城内には徳川家ゆかりの品々が展示されています。
和歌山城から移動。そろそろランチタイムということで「土風家(とふや)」へ。河田さんは「やわらかステーキ定食」(税込950円)、くっすんは「石焼きビビンバ」(税込900円)。
続いて訪れたのは「和歌山ニット」。
実は和歌山はニット産業が昔から盛ん。明治から昭和半ばまで一大産業として発展したそうです。
何より凄いのがその技術力!先日行われた世界的な生地の見本市「プルミエール・ヴィジョン パリ2018秋冬」でグランプリを受賞!その技術力を買われて「ルイ・ヴィトン」「シャネル」「プラダ」などのハイブランドからの受注もあるそうです。
スタートから約10km。続いて訪れたのは和歌山では有名なお寺「紀三井寺」へ。
奈良時代770年に為光上人によって創建されたお寺で境内までの階段がキツイことでも有名です。何度か行ったことがありますが、階段は全部で210段あり、傾斜が急なのでかなりしんどいです(^^;
ちなみに210段の記録は、陸上100メートルの元日本記録保持者「青戸慎司」選手(和歌山県出身)で『21.9秒』だそうです。速っ!
また、紀三井寺の階段は「結縁坂」と呼ばれ、江戸時代の豪商「紀伊国屋文左衛門」ゆかりの石段だそうで、「結婚」と「出世」の縁を結んでくれるそうですよ(^^♪
スタートから約15km、午後6時、ゴールである海南市の「きのくに温泉」に到着!
海南市 きのくに温泉
海南市で唯一の天然かけ流し温泉。
(出典:http://www.w428.jp/kinokuni/)
高齢者向けマンション「ウェルネス・コート海南」の2階に温泉施設が併設されています。
泉質は「含鉄ナトリウム塩化物強塩温泉(高張性・中性・低温泉)」。お肌がツルツルになる美肌効果が自慢だそうです。
住所:和歌山県海南市日方1274-76 ウェルネス・コート2階 ≫ MAP
TEL:073-483-0428
営業時間:10:00~22:00
定休日:年中無休
入浴料金:大人(中学生以上)730円、小人(3歳以上)500円
和歌山県田辺市龍神村にある温泉。
泉質は「ナトリウム炭酸水素塩泉」でいわゆる「重曹泉」。お肌がツルツルになる泉質で、美肌効果が高いことから『日本三美人の湯』の一つに数えられている和歌山を代表する温泉の一つ。
温泉街には外湯として「龍神温泉湯元」があり日帰り入浴が楽しめます。
●利用料金:大人(中学生以上)700円、小学生350円
(出典:http://www.ryujin-kanko.jp)
その他、一部宿泊施設でも日帰り入浴が可能な宿もあります。
ちなみに「日本三美人の湯」は以下の3温泉を指します。
●竜神温泉(和歌山県)
●川中温泉(群馬県)
●湯の川温泉(島根県)
● 第3回放送『紀州の隠れ湯「栖原温泉」』(2017/10/19)
● 第4回放送『湯浅温泉「湯浅城」・延命山地蔵寺』(2017/11/02)
● 第5回放送『2つの峠を越えて「みなべ温泉」を目指せ』(2017/11/09)
● 第7回放送『絶景風呂から太平洋に沈む夕日一望 みなべ温泉』(2017/11/30)
● 第8回放送『和歌山・世界遺産の神社で開催「ニワトリが闘う祭り」』(2017/12/07)
● 第9回放送『太平洋が間近に迫る最古の露天風呂』(2017/12/14)
● 第10回放送『湯治場巡りに白浜の人気者?&断崖絶壁の洞窟潜入』(2017/12/21)
● 第11回放送『太平洋望む!絶景風呂「日置川温泉」』(2017/12/28)
● 第12回放送『機内食になった珍味?&海に沈む郵便ポスト』(2018/1/11)
● 第13回放送『イノブタが誕生した町&お酒好きの妖怪』(2018/1/18)
● 第14回放送『和歌山の山奥に湧く美人になる秘湯&赤ちゃんを抱く地蔵?』(2018/1/25)
● 第15回放送『和歌山の奥地に湧く美肌の秘湯 南紀月の瀬温泉 ぼたん荘』(2018/2/1)
● 第16回放送『お乳を使うお祭り?&占いで掘り当てた温泉』(2018/2/8)
● 第17回放送『湯治場巡り日本で一番短い川?&大迫力クジラショー!』(2018/2/15)
● 第18回放送『波の浸食でできた洞窟の中の温泉』(2018/2/22)
● 第19回放送『足の指立てた珍地蔵&細すぎるラーメン屋』(2018/3/1)
● 第20回放送『白装束で夜に石段を猛スピードで降りる!?』(2018/3/8)
● 第21回放送『超過酷な2つの険しい峠越え!世界遺産で大号泣』(2018/3/15)
● 第22回放送『日本最古!七色に変化する温泉「湯の峯温泉・つぼ湯」』(2018/3/22)
● 番外編『京都最古の温泉「木津温泉」』(2017/11/23)
放送局:MBS
放送時間:月~金 13:55~
木曜コーナー:「昔の人は偉かった」近畿 湯治場巡り・和歌山編~美人の湯『竜神温泉を目指せ』
出演者:楠雄二朗、河田アナ