旧国鉄「JR福知山線」の廃線跡、廃線敷ハイキングコース3回目。過去、「安全対策工事前」「安全対策工事後」と2回散策に行きましたが、今回は桜シーズンに合わせて行ってみることに。【前編】
1回目はJR武田尾駅スタート、2回目がJR生瀬駅スタート。そして今回選んだのは「親水広場」に近いJR武田尾駅スタートです。
【武田尾廃線敷ハイキング 2017.4.14.(金)】
1. 武田尾駅~ハイキングコース入口
2. ハイキングコース~親水広場
3. 桜の園「亦楽山荘」
4. 親水広場~ハイキングコース出口(生瀬方面)
5. JR西宮名塩駅
6. トイレについて
武田尾駅~ハイキングコース入口
JR福知山線「宝塚駅」から3駅目にある「武田尾駅」。ホームの半分以上がトンネルの中、という珍しい駅です。電車がゆっくりトンネルに消えてゆくのを見るのがなんか好きです^^;
ホームの一部が橋の上にあり、ここから武庫川を見るのも好き。オススメです♪
廃線敷ハイキングコースへは武田尾駅の改札を出て左に曲がります。ソメイヨシノがお出迎え。どうやら桜はまだ残っているようで一安心。
川沿いの一本道を歩いていると公衆トイレがあります。前回(2016年11月20日)来た時は日曜ということもあり人がいっぱいいましたが、この日は平日でトイレはガラガラでした。トイレは大小ともに水洗なので綺麗です。大の方は和式トイレではなく洋式ですが、ウォッシュレットはさすがに付いてません^^;
こちらのトイレが武田尾駅と廃線敷ハイキングコース入口のほぼ中間地点となります。
河川工事はだいぶ進んでいましたが、まだ未完成で継続工事中でした。
工事関係者の為なのか、ハイキングの人の為なのか不明ですが、廃線敷ハイキング入口近くに仮設トイレがありました。後述にあるように生瀬方面からの入口付近にも仮設トイレが出来ていたので、河川工事後も残るかもしれませんね。
前は武田尾駅や生瀬駅のトイレ、そして武田尾駅と廃線敷ハイキングコースの中間のトイレだけしかなかったのでトイレが増えたのはいいことですね!ただ、廃線敷ハイキングコース内にはやっぱりトイレはありませんでした。
ハイキングコース入口~親水広場
仮設トイレを過ぎるとすぐに廃線敷ハイキングコースの入口です。ここから足元に枕木が埋まっているので注意です。
平日(金曜)10:15頃のハイキングコースの写真です。人があまりいなかったので写真撮影するにはいいですよ♪生瀬駅方面からハイキングする人の方が多いみたいなので、特に平日午前中の早い時間帯はオススメです!
桜はチラホラ。桜はそれ程多くないですが、武庫川を挟んだ対岸の桜や山桜などが色付いてなかなか綺麗なもんです(^^♪
景観を楽しみながらウォーキングしていると、あっという間に最初のトンネルに到着。
トンネルのレンガの感じが好きです^^
ここのトンネルはそんなに長くないです。
トンネルを抜けると「桜ふれあい広場」があります。
もっとたくさんの桜を期待したのですが、山桜っぽい桜がほとんどで思ってたのと違いました^^;
武田尾駅から「桜ふれあい広場」まで約1km。この先300mで「親水広場」です。
ドンドン進みます。
しばらく歩いていると次のトンネルが見えてきます。
先程のトンネルより丸みがあるトンネルで馬の蹄みたいな形です。
2番目のトンネルは真っすぐで短いです。
トンネルを出て小さな橋を渡ったところにあるのが「親水広場」です。
親水広場は紅葉が綺麗だったので期待したのですが、こちらもほとんどが山桜やササベザクラ。ソメイヨシノは手前の1本くらいかな?思ってたのとちょっと違いました^^;
≫紅葉シーズンの武田尾ハイキングコース
土日はここでピクニックする人達が多い広場です。
桜は少ないですが、河原へ降りれるし、お弁当を食べるのに最適な広場です。トイレがないのが残念です。
桜の園「亦楽山荘」
親水広場の山側に桜の園「亦楽山荘(えきらくさんそう)」があります。
案内看板が2種類ありました。
1つは「桜坂~さくらの道~どんぐりの道~もみじの道」を通るルートの案内のみ。
もう1つは更に奥を周回するルートも含んだ案内図となっています。
(1)桜の園「亦楽山荘」周回路
「桜坂~さくらの道~どんぐりの道~もみじの道」(1周約1.3km、標高差130m、所要時間30~60分)
(2)桜の園「亦楽山荘」案内図
「山荘めぐりルート」「城ガ丘周回ルート」「南尾根周回ルート」「大峰山道ルート」の4ルートを紹介。
山荘めぐりルート(紺色):約1.1km、所要時間40分程度
城ガ丘周回ルート(青色):約0.4km、所要時間20分程度
南尾根周回ルート(赤色):約2.2km、所要時間1.5時間程度
大峰山道ルート(黄色):約0.2km、所要時間 片道10分程度
「山荘めぐりルート」は途中で通行止めになっていたので、途中から「城ガ丘周回ルート」を通らないと帰れません。
ということで、(1)の「桜坂~さくらの道~どんぐりの道~もみじの道」を巡ってみました。
まずは桜坂へ。
すぐに上り階段が見えてきます。とにかくガンガン登ります。
分かれ道にはちゃんと案内看板があるので迷うことはないです。
ドンドン山を登って行くと途中から桜が出てきます。全て「ヤマザクラ」です。
【ヤマザクラ】(バラ科)
落葉高木。木肌は暗褐色で光沢あり。横縞。若葉は赤褐色。4月中旬に葉の展開と同時に花を咲かす。6月果実は黒く熟す。[櫻守の会・兵庫県]
今年はソメイヨシノの開花も遅かったし、ヤマザクラも開花が遅れているようです。見頃となる満開はもう少し後、かな?
ここら辺が桜坂のゴール。思っていた以上に上りました。ちょっとした登山です^^; 眺めはいいし、山桜も満開ではないですが結構咲いていました♪ ちゃんと花見用のベンチもあるので、ちょっと一休みできます。
ここから少し緩やかな上り傾斜。楽になります^^
「さくらの道」という名ですが、そんなに桜はありません。桜坂がヤマザクラのピークです。ドンドン歩いて行くと「東屋」が見えてきます。
東屋に到着。ここで一休み。
ベンチがあるし、屋根で日陰になっているので涼しいです。
桜の枯木を掘った「薬師三尊像」とリスの彫り物が飾ってあります。
東屋の隣に「紅葉ビューポイント」があります。
東屋を後に、次の目的地「隔水亭」へ。ここからは下りになります^^
東屋から隔水亭はそれ程遠くありません。隔水亭にも「紅葉ビューポイント」があるようです。
こちらが「隔水亭」です。
隔水亭の中には入れません。人もいません。トイレもありません。弁財天が祀られています。
隔水亭の「紅葉ビューポイント」。ベンチもあるのでここでも休憩できますね。
こちらが紅葉ビューポイントからの眺め。新緑の時期も綺麗でしょうが、秋の紅葉はかなり良さそうですね(^^♪
水場があります。飲めるかと期待したら「生水飲めません」とのこと。
歩き疲れて喉が渇いていたので飲みたかったのですが、残念です。
隔水亭から「もみじの道」のショートカットができる道があったようですが、「園内で土石流発生。落石の恐れもありますのでこの先の通行を禁止します」とのこと。このまま永遠に立ち入り禁止にするのか、それともいつか復旧するのかは不明です。
隔水亭を後に、次は「城ケ丘広場」を目指します。道の名前は「どんぐりの道」、秋はどんぐり拾えるんでしょうね。
坂を下っていると川のせせらぎが聞こえてきます。そして小川を発見!
好きな景色に出会うと疲れが取れるのはなぜなんでしょう?小川のせせらぎ、滝、大好きです(^^♪
喜んだのも束の間、もう上りはないだろうと思ってたら大間違い!再び上りの階段が待っていました。これはショックがでかいです(T_T)
桜もないし、辛いだけの登山でしたが、なんとかゴールの「城ケ丘広場」へ!ここも秋の紅葉シーズンの方が綺麗なんでしょうね^^;
城ケ丘広場にも少しヤマザクラもありました。
さて、どんぐりの道・後半です。城ケ丘広場を過ぎると後は基本下りなので一気に楽になります♪
距離にして100m程で「もみじの道」へ入ります。残り300m!
紅葉シーズンの「もみじの道」はかなり綺麗だと思わせる素晴らしい景観!秋も上ってみようかな♪
最後は一気に下っちゃいました。
「親水広場」に戻ってゴール!いや~、疲れました^^;
今回は「桜坂」からスタートしたので「もみじの道」は楽でしたが、「もみじの道」スタートだと当たり前ですが「桜坂」が楽になります。ゆっくり景観を楽しみながら上る方が楽だと思うので、秋は「もみじの道」スタートの方がいいかもしれませんね。まぁここら辺は好みの問題ですが^^;
1周1.3kmなんて楽勝と思ってましたが、山道の1.3kmは平地とは全然違ってなかなかタフです。所要時間もしっかり1時間超かかっちゃいました^^;
最近は運動不足でかなりしんどかったですが、体力を取り戻したら「南尾根周回ルート」にもチャレンジしてみたいと思います。「満月滝」っていう滝があるそうなんで滝好きとしては見逃せません!秋までにはトレーニングしたいと思います(^^)/
≫ 春だ!桜だ!武田尾廃線敷ハイキングに行ってきました♪【後編】はこちら
【武田尾廃線敷ハイキング 2017.4.14.(金)】
1. 武田尾駅~ハイキングコース入口
2. ハイキングコース~親水広場
3. 桜の園「亦楽山荘」
4. 親水広場~ハイキングコース出口(生瀬方面)
5. JR西宮名塩駅
6. トイレについて
≫ 武田尾スタートの旧JR福知山線廃線敷ハイキングコース
≫ 旧国鉄・JR福知山線廃線敷、武田尾ハイキングコース(生瀬駅スタート)