有川浩さんの小説「阪急電車」を読んで、一番気になった駅。
それが「小林」駅。
「こばやし」ではなく「おばやし」。
どんな駅なのか?
どんな人たちが住んでおられるのか?
阪神競馬場の帰り、寄ってみることにしました。
女流作家・有川 浩(ありかわ ひろ)「阪急電車」。
阪急電車の中でもマイナーな「今津線」を舞台にした小説です。
西宮北口駅~宝塚駅。
全部で8駅しかない短い区間ですが、様々な人間模様を独自の観点で表現した素晴らしい作品です。
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映画化もされ、かなり話題になったのでご存じの方も多いかと思います。
DVD・ブルーレイディスク化もされているのでまだ観られてない方は是非。オススメです。
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今津線と言えば、競馬好きには阪神競馬場がある「仁川」駅が有名です。
年配の方には厄払いの門戸厄神東光寺がある「門戸厄神」駅の方が思い浮かぶかもしれません。
この2駅が有名ですが、あとの駅は関西に住んでいてもあまり知らないって人が多いと思います。
僕もそうでしたし^^;
あっ、あと学生には関西学院大がある「甲東園」駅も有名かな?
そんな今津線の中でもひと際マイナーな駅が「小林」駅です。
正直、「阪急電車」を読むまでは、実は読み方も知りませんでした^^;
そんな名も知らなかった駅ですが、妙に惹かれます。
「あそこはいい駅だから」
「いい駅で、いい町だ」
「『いつかこの辺に住んでもいいな』という考えがふっとよぎった」
「またほっこりするものを見つけてしまった」
小林駅のほのぼのした感じを表現したいのでしょう。
梅田の近くに住み、都会の喧騒にやや疲れてきている自分にズキューンと突き刺さる言葉の数々。
実際、小説の中でも「翔子」さんが小林に引っ越しています。
「小林は住んでみると情緒的な意味だけではなく住みやすい町だった。
梅田へも三宮へもちょうど30分ほどで出られる中間地点なのである。
スーパーやコンビニも多く、そのくせ家賃はそれほど高くない。」
そろそろ引っ越したいな、と考えていた自分にとってこれは天啓なのでは?と思えてなりません。
阪神競馬場から歩いてもそれ程遠くないことは地図で確認済み。
メインレースが終わってから、のんびり散歩してみました。
阪神競馬場を右手に見ながら歩いていると、馬運車の駐車場を発見。
普段は仁川駅へ直行してしまうので、見るのは初めて。
とことこ歩いてると、ジョリーパスタを発見。
小説内で
「ランチタイムでケーキセット頼むとコーヒーお代わり自由のイタリアンのファミレスがあるんです。」
とあったのは、ジョリパのことだったようです。ふむふむ。
小林5丁目の交差点を左折。
「イズミヤ」を発見。
「翔子」が服を買った「四階建ての大きなスーパー」ってのは「イズミヤ」か。なるほど。
生活感溢れる町ですが、品の悪い人もいないし歩いていると確かにほのぼの。
これは確かに「いい町」だ。
風情のある「小林」駅に到着。
確かにロータリーもない小さな駅です。
駅の手前、右手に小さなスーパーがありました。
「翔子」がおにぎりを買ったスーパーですね。奥には確かにドラッグストアが。
小説に照らし合わせて散歩しただけですが、楽しいもんですね(^^♪
そして、本気で住みたくなりました!
来週にでも不動産屋に寄ってみようかな♪
余談ですが、小林駅に着くちょっと前に、「阪急格安切符」の自動販売機を発見。
2枚で更にお得だそうです。
ちょうど三宮に寄ろうと思ってたので、買ってみました。
2枚560円のところ、なんと2枚470円!
90円もお得!
駅のすぐ近くにこんなん売っていいんだろうか??^^;