シャア・アズナブルの発言が気になったもんで買った『シャア・アズナブル全発言』。
Chapter:1「機動戦士ガンダム」編の続きをご紹介。
今回も4つご紹介します。
Chapter:1-9 「(3機のザクを要求してこれか。敵のモビルスーツの性能が皆目わからんのに)」
Chapter:1-10 「フフ、モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差でないということを教えてやる」
Chapter:1-11 「ええい、連邦軍のモビルスーツは化け物か。これだけの攻撃でも」
Chapter:1-12 「パプアがやられ、ガデムも死んだ。どういうことなのだ。モビルスーツにしろ、あの船にしろ、あきらかに連邦軍の新兵器の高性能の前に敗北を喫した。それはわかる。しかし、一体どういうことなのだ。連中は戦法も未熟なら、戦い方もまるで素人だ」
シャア・アズナブル
Char Aznable
年齢:20歳(宇宙世紀0079)
身長:175cm
体重:不明
所属:ジオン公国軍(少佐⇒大佐)
搭乗機:
・シャア専用ザク[MS-06S] ・シャア専用ズゴック[MSM-07S] ・シャア専用ゲルググ[MS-14S(YMS-14)] ・ジオング[MSN-02]
「(3機のザクを要求してこれか。敵のモビルスーツの性能が皆目わからんのに)」
(第3話「敵の補給艦を叩け!」)
補給を受ける前の宇宙戦でガンダムに味方のザクを撃破されてしまったシャア。
手厚い戦力補給を受けたいところだが、補給は老朽艦が来ることになり、十分な補給物資が受けれないことを知る。
[コメントメモ]
ガンダムとの宇宙戦で再びザクを失ったシャア。
ドズル・ザビ中将に補給を要請するも、回されるザクは2機で、補給部隊は老朽艦だと知って愕然とする。
加えて十分な補給が受けられないにも関わらず、地球連邦軍の機密を手に入れるよう命令を受ける。
愚痴をこぼすしたくなるも、その愚痴を心の内に留めるあたり流石はシャア。
敵艦ホワイトベースは人材不足、シャアの搭乗するムサイ艦は戦力不足という対比が面白い。
感情を押し殺し、大人な対応に徹するシャア。
本懐を遂げるためには抑えなければならないこともある、とシャアが教えてくれているようです。
「フフ、モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差でないということを教えてやる」
(第3話「敵の補給艦を叩け!」)
ドズル・ザビ中将の通信で十分な補給は受けられないと知るシャア。
それでもザク2機を受け取るため、補給部隊の老朽艦と落ち合う。
しかし、その隙を狙ってホワイトベースが戦闘を仕掛ける。
[コメントメモ]
補給部隊からザク2機を受け取るため、ガデム率いる老朽艦とドッキングするムサイ。
しかしその隙をついて、ホワイトベースが戦闘を仕掛けてきた。
シャアは部下に船の外でザクを受け取る準備をするよう指示し、自らはモビルスーツで出撃した。
先の戦闘で性能の差を見せつけられたにも関わらず、戦力の差にはならないと豪語するシャア。
しかし、その結果は彼にとって以外なものとなる。
シャアの名言。
性能が高くても腕がなくてはダメ、腕があればある程度の性能差であれば凌駕することも可能だ。
そう、「ある程度」であるならば・・・
「ええい、連邦軍のモビルスーツは化け物か。これだけの攻撃でも」
(第3話「敵の補給艦を叩け!」)
味方の補給部隊からザクを受け取るために、ガデムの老朽艦とドッキングするサムイ。
しかしその隙にホワイトベースが攻撃を仕掛けてきた。
シャアは再びガンダムと直接対決する。
[コメントメモ]
ガデム率いる老朽艦の補給部隊からザクを受け取る最中を狙ってホワイトベースが攻撃を仕掛けてきた。
シャアは、部下に船外でザクを受け取る準備もしておくよう指示し、自信はモビルスーツに乗って出撃する。
ガンダムと再び対峙することになるが、性能の差が能力の差にはならないと、シャアには自信があった。
しかし、何度攻撃が当たっても相手はほぼ無傷。
「化け物」と言いたくなるのも当然のことだろう。
「ある程度」の差でなく、圧倒的な差はいくら操縦の腕があっても埋めることができない差となることもある。
戦車にモデルガンで勝負しても結果は見えてます。
量産できないがめっちゃ強い。そんなガンダム像を植え付けたかったのでしょう。
「パプアがやられ、ガデムも死んだ。どういうことなのだ。モビルスーツにしろ、あの船にしろ、あきらかに連邦軍の新兵器の高性能の前に敗北を喫した。それはわかる。しかし、一体どういうことなのだ。連中は戦法も未熟なら、戦い方もまるで素人だ」
(第3話「敵の補給艦を叩け!」)
ガデムの補給部隊からザクを受け取る隙を狙って、敵が強襲。
シャアはモビルスーツで先に出撃するが、補給艦は撃墜され、補給部隊のガデムもガンダムの前に散ってしまう。
[コメントメモ]
補給の隙を狙って、ホワイトベースが強襲を仕掛けてきた。
味方が手間取っている間、先に出るシャア。
補給艦をやられたガデムは旧式のザクでガンダムに挑むも、シャアの目の前で砕け散ってしまう。
ザクは受け取れたものの、敵の最新鋭兵器の前にパプア補給艦は撃墜。ガデムも戦死。
しかも最新鋭を扱う敵の素人ぶりに混乱するシャア。
それもそのはず。彼らは本当に素人集団だったのだから。
敗北を喫した最中の混乱の中、冷静に相手の分析をするシャア。
冷静に分析しても「なぜ素人を使うのか」理解に苦しむシャア。
「最新鋭」は精鋭部隊が使うのが常識。
シャアが戸惑うのは仕方ないことでしょう。
やられたはずなのにどこまでもクールな感じが、なんともカッコいいですね。