2019年2月20日放送「林修のニッポンドリル」のテーマは関東最強と言われる縁結びスポット『箱根・朝の三社参り』。詳しい内容はこちら。
箱根・朝の三社参り
日本有数の温泉地として有名な箱根。
実は関東最強の「縁結びスポット」としても注目されています。
東京からも近いということで、今箱根はご利益を求めて多くの参拝者が集まっているんだとか。
芦ノ湖の畔にある「箱根神社」「箱根九頭龍神社 本宮」「箱根元宮(もとつみや)」の三つの神社を巡る「箱根三社参り」。
しかし、ご利益が飛躍的にアップする「三社参り」は大混雑!
混雑を避けたい人にオススメするのが「朝箱根」。
早朝に混雑する場所を回り、1日で箱根三社を参拝する「朝の箱根・三社参り」を紹介します。
箱根神社
757年創建。
関東を護る「関東総鎮守」と言われ、勝負の神である「箱根大神」を祀っている神社。
源頼朝や徳川家康など、数多くの武将から信仰を集めていたのですが、それがいつしか“恋愛にも勝つ”という意味をもつようになり、今では関東随一の縁結びのご利益があると言われるようになった。(諸説あり)
箱根神社でご利益をより授かれる4つのポイント
温泉宿の温泉で清めると縁結び効果アップ!?
箱根神社へ朝参拝するために、7時前の電車で向かっても良いのですが、ある温泉宿に前泊してご利益を授かる準備をするのがオススメ!
そこは江戸時代から箱根神社の参拝者たちがこぞって訪れ、歌川広重の浮世絵に描かれたり、勝海舟や木戸孝允など数々の著名人からも愛された箱根屈指の老舗旅館。
箱根湯本で箱根登山バスに乗り込み、乗ること25分、「芦の湯」という停留所で下車。
バスを下車して歩くこと約2分、見えてくるのが「箱根芦之湯温泉 松坂屋本店」。
(出典:一休.com)
元々箱根神社の敷地だった場所にあり、箱根神社とのつながりが非常に強い温泉旅館。
昔から箱根神社に参拝する前に、芦之湯温泉で清めてから参拝するのが習わしだったそうです。
詳しくはこちら↓
住所:神奈川県足柄下郡箱根町芦之湯57
≫ アクセスMAP
電話番号:0460-83-6511
総客室数:22室
チェックイン:15:00~ / チェックアウト:~11:00
正しい参拝法は二拝二拍手一拝
参拝前の作法を終えたところで、いざ参拝!
「芦の湯」からバスで7分、そこから徒歩で芦ノ湖の湖畔にある「箱根神社」へ。
芦ノ湖に映る「逆さ富士」。
朝9時頃までは遊覧船が運航していないため、芦ノ湖の水面が穏やか。
朝しか見れない絶景が拝める!
特に2月は1年で一番空気が澄んでおり、富士山が顔を出す機会が多い時期。
バスの停留所から歩いていると、森の前に箱根神社の参道の入口が見えてきます。
日中は参拝者で一杯になる参道も、朝9時頃までは人が少なくてオススメ。
樹齢600年という杉の木が立ち並ぶ参道を歩いていくと、右手に見えてくる小さな祠が「第六天神社」。
淤母陀流神(おもだるみのかみ)という商売繁盛の守護神が祀られている洞。
参拝すると仕事運がアップするそうです!
…知らなかった(^^;
ここで注意しなければならない「箱根神社の正しい参拝方法」!
一般的には「二礼二拍手一礼」が多いですが、箱根神社では「二拝二拍手一拝」。
お辞儀は3種類。違いはお辞儀の「角度」。
2.深揖(しんゆう):45度(ご本殿お参りする直前・お賽銭を入れる時)
3.拝(はい):90度
そして、「小揖」「深揖」「拝」3つをひっくるめたものを「礼」というそうです。
願いが叶う!?樹齢1200年の杉を参拝
第六天神社を参拝したあと参道を進むこと2分。
右手に見えてくるのが「手水舎」。
その手水舎の反対側にあるのが、樹齢1200年の大きな杉の木「矢立の杉」。
箱根神社の御神木で、801年、征夷大将軍・坂上田村麻呂が遠征前に箱根神社に矢を奉納。すると10年以上制圧できなかった東北の制圧に見事成功!矢を奉納し、ご利益を得たことから「矢立の杉」と名付けられ、そこからこの木に参拝すると願いが叶うと言われ祈願する人も多くなったそうです。
また、境内には子孫繁栄・安産のご利益があるとされる「安産杉」もあります。
目的に応じて御祈願するのもオススメです。
龍神水で穢れ(けがれ)を祓う
ご本殿の反対方向、石段を下るとあるのが芦ノ湖に建つ「平和の鳥居」。1952年サンフランシスコ平和条約締結記念に建てられた箱根神社のシンボルとも言える場所。
ここも朝参拝ならではのポイント!
日中はインスタ映えを求めた人で長蛇の列ができる場所ですが、朝は静かで厳かな雰囲気を独り占めできます。
手水舎で心身を洗い清め、あとは鳥居の先の石段を登ればご本殿は目前。
この場所も日中は大混雑しますが、朝なら人が少なく、まるで鳥居に誘われるかのような感覚で参拝できます。
鳥居を抜けた先に箱根神社の御本殿が見えてきますが、ここで参拝のポイント!
御本殿の右手にある「龍神水」と呼ばれる特別な水でさらに穢れを祓います。
箱根山から湧き出る水で、飲むと一切の穢れ(けがれ)を洗い清めてくれると言われている。
さらに、持ち帰って保管すると家内の穢れも払ってくれるので、ペットボトルを持参するのがオススメ!(ペットボトルは神社内で販売してます)
この場所も日中は大混雑。朝が狙い目です!
龍神水で清めた後はいよい箱根神社の御本殿へ。
日中は参拝するのに40分以上待つことも多々あるそうですが、朝はガラガラ。
朝だからできる縁結びのご利益を授かれる参拝方法が、
「個人的なお願いをする前に、日本や世界のことを祈る」
こと!
箱根自体が大きな神域と言われており、個人のことよりまずは世界や日本のことを祈ることが心得なんだそうです。
住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1
≫ アクセスMAP
電話番号:0460-83-7123
御祭神:箱根大神(はこねのおおかみ) *箱根大神とは「瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)・木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)・彦火火出見尊(ひこほほでのみこと)」の御三神の総称。
箱根九頭龍神社 本宮
縁結びの神である「九頭龍大神(くずりゅうおおかみ)」を祀る本宮。
(出典:じゃらんnet)
九頭龍とは、昔芦ノ湖で人々を苦しめていた9つの頭を持つ龍で「毒龍」。箱根神社の神様の力を借りて毒龍の悪の力を取り除くと、人々を苦しめていた龍は神に改心して「九頭龍大神」になったという言い伝えが残っている。
月次祭
九頭龍神社本宮の『月次祭(つきなみさい)』は毎月13日。
九頭龍神社本宮を訪れる多くの人は月次祭の日だけ出航する「参拝船」に乗って行くが、朝8時半でも出航元の「元箱根港」には参拝者が殺到!縁結びのご利益目当ての女性参拝者が多い。
箱根神社 ⇒ 徒歩5分 ⇒ 元箱根港 ⇒ 参拝船 ⇒ 九頭龍神社本宮
出港前に港で小豆・もち米を頂く。(九頭竜神社本宮で使用。よりご利益を授かれる大切なもの。)
あまりに人数が多いため、船は9:30以降「3便に分けて」出港。
桟橋に到着してからは徒歩。5分ほどで本宮へ到着。
13日は参拝者が多く、参拝するのにも長蛇の列。
月次祭に参加するとご利益のある食べ物がいただけます。
それが「あんぱん」!
箱根神社の「龍神水」を使って作ったパンで、月次祭に奉納されたていたもの。あんぱんを食べると縁結びのご利益が授かれるとのこと。
金運アップのご利益があると言われている社「弁財天社」にも参拝します。
ただ、こちらも大行列…
本宮と弁財天社のお参りの後は、港で頂いた「小豆・もち米」を芦ノ湖にまきます。
縁結びの神「九頭龍大神」は『芦ノ湖を守る神』でもあり、「小豆・もち米」を芦ノ湖に御供することでより縁結びのご利益が授かれるそうです。
13日以外に行けるルート
13日の参拝船以外にも本宮へ行くルートがあります。
箱根神社 ⇒ バス12分 ⇒ 箱根園で下車 ⇒ 徒歩1分 ⇒ 神山通り ⇒ 徒歩30分 ⇒ 九頭龍神社本宮
13日以外の朝は人が少なく、ゆっくり参拝できます。
箱根元宮
標高1327m「駒ヶ岳」の山頂にある「箱根元宮(はこねもとつみや)」。
1300年以上前、駒ヶ岳から神が宿る聖なる山「神山」を崇めたのが始まりと言われている。
その後、麓(ふもと)でも参拝できる場所として「箱根神社」を建立。「箱根元宮」は箱根に祀られる神の起源。
最後に「箱根元宮」を参拝することで、ご利益が飛躍的に上がると言われている。
11:10 九頭龍神社本宮 ⇒ 徒歩30分 ⇒ 11:40 箱根園 ⇒ ロープウェイ約10分 ⇒ 11:50 箱根元宮
駒ヶ岳山頂までは、ロープウェイ。富士山を望むながらの空中遊覧。(往復:大人1600円)
頂上には社殿一つのみ。
1300年以上参拝されてきた箱根の聖地。
周りには何もなく、まさに「天空の社」!
(出典:箱根駒ヶ岳ロープウェー)
ご朱印
箱根神社に参拝した際にいただいたご朱印がこちら。
箱根神社の社務所で「箱根神社」「九頭龍神社」両方のご朱印がいただけます。
■林修のニッポンドリル
放送日:毎週水曜日 20:00~21:00
出演:MC(担任)林修、(副担任)千鳥ノブ、(学級委員長)風間俊介、パネラー:中田喜子、船越英一郎、松本明子、本仮屋ユイカ、川島明(麒麟)